ムント結婚
ムント結婚は古代ゲルマン民族の結婚の様式です。
ムントはドイツ語の「家父長権」という意味です。
ですから花嫁は売買の対象でありました、父親の所有物となり、
土地、建物、食料といった物との交換に売買されたのです。
ムント結婚で花嫁が譲られると、両家の間に婚約が成立します。
その後、花婿がムントを貰う儀式を終え、証人の前で床入りします。
今の日本では信じられないのですが、花嫁は純潔を守っていたかどうかが確かめられ、
処女であれば夫が妻に朝の贈り物をして、ようやく結婚が成立といった段取りです。
尚、両家の身分が違う場合はムント結婚ではなく、和合結婚の形式がとられました。
和合結婚の場合、花嫁側の家がムントを手放す必要が無くなるのです。
このムント結婚は、恋愛結婚も離婚も再婚もありません。
娘が父親の所有物にしかなかったゲルマン時代のムント結婚です。